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銅加工技術|プレス加工

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プレス加工とは、金型を使って加工物に圧力をかけて変形させる加工技術です。ローコストで大量生産できることなどがメリットで、加工方法には「せん断加工」や「曲げ加工」、「穴開け加工」などがあります。このページでは、プレス加工の概要やメリット・デメリット、銅加工.comが小ロットのプレス加工を短納期で行える理由などをご紹介します。

金型を使った圧力で
変形させる
「プレス加工」

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金型を使った圧力で変形させる「プレス加工」

「プレス加工」とはなにか

プレス加工とは、金型を使って圧力をかけ、加工物を変形させる加工方法です。「せん断加工」や「曲げ加工」など、加工方法にはいくつかの種類があります。プレス加工のメリットは「品質が安定する」「量産性が高い」といった点です。一方、プレス加工は小ロットには不向きで、納品にも時間がかかりやすいと言われています。

プレス加工の概要

プレス加工では、加工物を金型に当てながら圧力を加え、加工物を変形させます。銅は金属のなかでは柔らかく、プレス時の変形に誤差が生じやすいため、加工が困難です。また、銅には変色するリスクもあるため、さまざまなケアをしながら加工しなければなりません。

プレス加工で使用する「銅」について

銅は金属のなかでは柔らかく、変色しやすいといった性質を持つ素材です。しかし、工業をはじめ多彩な用途で用いられています。銅はどのように使われることが多いのか、代表的な純銅の種類とあわせて見ていきましょう。

銅の用途と需要

銅の用途と需要

銅は工業を筆頭にあらゆる用途で用いられています。電気器具の配線や回路、ケーブルの材料などが代表的な例です。また、熱運搬部品やヒートシンクといった、排熱・放熱部分に用いられることもあります。

銅の需要が高い理由は、銅に次ぐ熱伝導率を誇り、なおかつ加工しやすくコストも安いためです。ローコストかつ高品質な製品づくりにおいて、銅は欠かすことのできない素材として愛用されています。

銅の種類は大きく分けて3つある

銅の種類は、溶解の過程で残留する酸素の量に応じて、以下の3つに区分されます。

<銅の種類>

  • タフピッチ銅
  • 脱酸銅
  • 無酸素銅

いずれもCu純度が99.9%以上を占めている点は共通しています。

プレス加工の方法は目的に応じて6種類に分かれる

プレス加工の方法は大きく6種類です。それぞれに特徴があり、適した用途が異なります。銅加工でプレス加工を取り入れる場合は、目的に応じて最適な加工方法を選びましょう。

せん断加工

上下一体の金型で金属板や金属棒を切断する方法です。被加工材を下の金型(ダイ)に固定した状態で、上の金型(パンチ)を使って圧力をかけ、切断します。プレス加工ではもっともメジャーな方法であり、単純な切断に加えて、穴あけや打ち抜きなどの加工にも用いられます。

穴開け加工

前述のせん断加工にも附随しますが、穴を空ける加工です。タッピング加工も同様に穴を空ける加工ですが、表面がらせん状であるのに対して、穴開け加工では表面に凹凸がありません。ただし、穴開け加工単体ではバリが発生し、なだらかな表面にならないため、後の工程で研磨も行われます。

曲げ加工

被加工材を任意の形に曲げる方法です。「ベンダー」と呼ばれる加工機を使うケースが多く、被加工材をダイに乗せて、パンチで圧力をかけながら加工します。さまざまな場面で用いられる加工法ですが、とくに板金製品との相性が良好です。

圧縮加工

被加工材に熱を加えながら圧縮して変形させる方法です。代表的な例としては、金属を伸ばす「スウェージング」や、マーキングを施す「刻印加工」などがあります。なお、圧縮加工は「圧延加工」と混同されることがありますが、この2つはまったくの別物です。

成形加工

加工目的のみならず、被加工材の強度向上や機能改善を目的に用いられることもある方法です。代表的な例としては、板金に空けた穴の周りに立ち上がりを付ける「バーリング加工」や、板金の表面に凹凸を付ける「エンボス加工」などがあります。

絞り加工

被加工材をプレスして、つなぎ目のない容器状に仕上げる方法です。せん断加工などと比較して加工の難易度が高く、対応できる業者は限られます。主にアルミ缶やボトル容器、キッチンシンクなどの制作に用いられる加工法です。

動画で見るプレス加工 動画で見るプレス加工

プレス加工のメリット・デメリット

プレス加工には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
  • 金型を作れば大量生産できる
  • 高品質な製品を安定して供給できる
  • コストを抑えやすく地球環境にもやさしい
  • 金型を作るため初期コストが高い
  • 形状を決めた後にアレンジしにくい
  • 小ロットの生産には適していない
  • 納期が長引きやすい

プレス加工のメリット・デメリット

「金型が必要なため小ロットには向かない」「金型製作に時間を取られるため納期が長引きやすい」といった点は、プレス加工のデメリットとして挙げられています。ただし、銅加工.comのセットプレス機は小ロットの加工を得意としており、とくに厚さ12mmまでのフラットバーに対する穴開け加工は得意分野のひとつです。

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